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【プロが解説】スキー板の専門用語紹介!

こんにちは!

プロスキーヤーの小原健汰です

大学を卒業してレーシングスキーの修行で3年単独海外転戦し、

現在はスキーのレッスンで生計を立てています

この記事では

スキー板に関する各部位の専門用語をご紹介します

  • 普段何気なく乗っているスキー板
  • 初めて乗るスキー板

これからスキーを買いに行く際なんかに、

あれやこれやと説明されても分かりませんよね

でも大丈夫

むしゃ

この記事を読めばスキー板に関しての専門用語はバッチリです!

それではいってみましょう!

滑走面

スキー板がなぜ滑るのか

それはこの滑走面があるからです

スキー板の裏側は黒く(デザインによっては様々な色があります)なっていますよね?

この部分が滑走面と呼ばれる部分です

滑走面は主にポリエチレン(PE)という素材が使われており、

雪の上で抜群の滑走性を発揮します

それなりに頑丈な素材ですが、

大きな石などを踏むと大きく損傷することもあるので注意しましょう!

エッジ

スキーがなぜ滑るのか

という話を滑走面でしましたが、

スキーが曲がるのに必要不可欠なのがこのエッジです

滑走面の両脇についている金属の部分で、

多くのスキーが鉄を使ったエッジを採用しています

曲がるために必要不可欠ということで、

とても重要な部分になりますが、

その分ある程度の手入れが必要になります

むしゃ

鉄で出来ているということもあり、

サビやすい特徴があるので気をつけましょう!

トップ

トップとは板の一番先の部分を指します

基本的には丸い形をしており、

雪に刺さらないように上に反った形状をしています

丸みを帯びているのは比較的共通していますが、

その形はスキーの種類によって様々です

テール

トップとは対照的にテールとはスキーの一番後ろを指します

形状は角ばった物から丸みを帯びた物まで様々あり、

  • トップのように上に反っているものや
  • 平で雪に完全に接雪する形をしている物

があります

カービングスキーの場合、

基本的にトップとテールが太くなっています

ビンディング

ビンディングとはブーツとスキーを繋ぐ部分です

これが付いていることでスキーを履くことができます

  • トゥーピース(前の方)と、
  • ヒールピース(後ろの方)

に分かれており、二つが繋がっている場合もあります

スキーを履く際に、

ブーツの大きさに合わせてビンディングを調整する必要があり

これは専門的な資格がある方に調整してもらうのが確実です

むしゃ

調整が合わずに滑ると、

途中でスキーが外れて大きな事故につながる恐れがあります

また、転倒した際に板が自動的に外れる仕組みがあり、

これの強さを解放強度と言います

こちらも資格を持っている方(専門店など)に調整してもらいましょう

トゥーピース

トゥーピースとは、スキーのビンディングの前側のパーツのことを指します

つま先側についているのでトゥー(つま先)ピースと呼ばれます

名前の通り、ブーツのつま先部分がはまるパーツになっていて、

主にスキーを履くときはこのトゥーピースから装着します

ブーツがスキーから離れないように固定する役割だけでなく、

転倒した時に負荷がかかると怪我の予防のためにスキーが外れるような設計になっているものがほとんどです

ヒールピース

ヒールピースはビンディングの後ろのパーツを指します

スキーを履く際は一般的にまずトゥーピースにブーツのつま先をはめ込み、

次に踵をトゥーピースにはめます

この際「バチッ」と強い音がして踵部分をヒールピースが固定します

ブーツの裏に雪が付いていたり、真っ直ぐに踏み込めていないと、

真っ直ぐブーツが固定されずスキーからブーツが離れやすくなる(誤解放)ので注意しましょう

むしゃ

ヒールピースに連結してスキーの流れ止めが付いている場合が多いです

解放強度

解放強度とはビンディングに力がかかった際に、

自動でビンディングが外れるまでの拘束状態を維持する強さのことです

スキーをしていて転んだ際に、スキーが足に付いたままだと怪我のリスクが高まります

そのため通常は外すためにヒールピースを下ろす必要がありますが、

ヒールピースが上がったままでもネジれを伴う圧がビンディングに加わると、

ビンディングが自動的に解放するように設計されています

一般的に解放強度が

  • 強い(数字が高い)方が外れにくく
  • 弱い(数字が低い)方が外れやすく

なっています

上級者の方があまり弱くしても、滑走中に誤解放し転倒するリスクがありますし

初心者の方が強くしすぎても怪我のリスクが高まります

むしゃ

一般的にはスキーの技術レベルと、

体重によって解放強度が決められています

ビンディングの調整は専門の知識を持つプロがいますので、

最寄りのお店や、スキースクールで相談してみましょう

ちなみに私もビンディング調整の資格を持っています

サイドカット、ラディウス

ラディウスとは簡単に言うと、

スキーがどれだけ曲がるか

と言うことを表す数値になります

スキーを製造する際に測定した、

スキーが弧を描き円になった場合の半径を指すので、

基本的に数値が少ない方が良く曲がるスキーとなります

また、カービングスキーはスキーの幅に差があります

  • トップ、テール部分は幅が広く
  • センターは幅が狭く

作られているのが一般的です

このカッティングをサイドカットと言い、

基本的にはサイドカットの差が大きいほどよく曲がるスキーになります

まとめ

今回はスキー板に関する専門用語をまとめました!

スキーは道具が大きな役割を担うスポーツです

道具を使用する際はもちろん

購入する際にも専門用語を知っておくだけでかなり有利だと思いますので、

ぜひこの記事を参考にして頂ければと思います

それでは最高のスキーライフを!

またね!