こんにちは!
プロスキーヤーの小原健汰です!
大学を卒業してレーシングスキーの修行で3年単独海外転戦し、
現在はスキーのレッスンで生計を立てています!
スキーをする時の必需品を全て紹介します
必需品としている理由などもまとめて記載しますのでぜひ参考にしてみて下さい!
スキー板
必需品堂々の1位にランクイン
「スキー」「板」などと略して呼んだりもします
スキーをしに行くのだから「スキー板」が無ければ始まりませんね
ここでのスキー板とはビンディングとセットになっている物のことを言います
スキーをする際、雪に唯一触れる部分なので「板」の性能は非常に肝心です
- 柔らかい板
- 硬い板
- 短い板
- 長い板 etc
本当に色んな種類があります
プロの僕も「そんなにあるの!?」と驚くほどあります。
板の特徴によって本当に性能が変わってくるので購入する際は吟味したいですね
ストック
こちらもかなり重要な物です
ぶっちゃけた話をすると、持っていなくても滑れます
むしろ持たずに滑ることを楽しむ場合もあります
が、しかし
スキーの基本形はストックを持った形になります
それはなぜか
最も肝心な理由がこの2つ
- 平らな場所で前に進むときに漕ぐため
- 左右のバランスを取るため
スキーは決して坂を下るだけではありません
ゲレンデを滑り終わってリフトに行くまでのちょっとした移動
これがストックがあるのと無いのでは雲泥の差です
両手で漕ぎながら進めるのでストックがある方が楽に移動できます
また、止まっている時や滑走中にストックを雪面に突くことで、左右のバランスも簡単に取ることができます
- 楽に移動できる
- バランスが取りやすい
初心者の方は必ず持って行きましょう!
スキーブーツ
必需品その3。スキーブーツです
「ブーツ」「靴」と略して呼びます
自分の足とスキー板を繋ぐ道具が「ブーツ」です
多くの「ブーツ」は硬い樹脂で出来ていて、主に自分のレベルに合わせて硬さを選びます
なぜ硬いのかというと、ブーツの前側に自分の体重を乗せることで、スキーに意図的に力を加え、曲がることができる仕組みだからです
つまり、
スキー板があってもスキーブーツが無ければスキーは曲がらないのです
スキー板ほど直接的な影響はありませんが板に匹敵する重要性ですので購入の際はしっかり吟味しましょう
手袋
悪いことは言わない…。必ず持っておけ…。
そんな一品です
冬のスポーツのスキーですので、寒い日には-20℃になるスキー場も日本には存在します
想像して下さい。冷凍庫の中の空気をずーーーっと手に当てられ続けるのを
絶対に耐えられませんよね?
最近のスキー用手袋は本当に暖かいものが多いです
そしてただ暖かいだけではありません
雪は握るだけだと柔らかいですが、衝撃を与えると案外硬くなります
ましてや一般的にスキーをするゲレンデは圧雪がかけられています
手袋をしていれば、もし転んでしまった際にも手を守ってくれます
必ず持って行きましょう
デザインも様々なものがあるので購入の際はその辺も気にしたいところですね!
ヘルメット・帽子
5つ目はヘッドギアです
最近はヘルメットをかぶるのが主流になってきています
中にはヘルメットが無いとリフトに乗れないスキー場も存在します
生身で時速50キロを超える場合もあるスキーで、転んだ際に頭を守ってくれる大切なアイテムです
自分は初心者だからと思っていても、スキーのコントロールができず思いもよらず暴走してしまうことや、楽しさのあまり危険をかえりみず飛ばしてしまうこともあります
そのドキドキ感もスキーの魅力の1つなのですが…。
「いざ」という時に命を守ってくれるのがヘルメット
どうしても準備できない場合は最低限帽子はかぶるようにしましょう
また、耳が出ているものだと手と同様冷たくて外に居られなくなるので、その点も考慮して選びましょう!
ゴーグル・サングラス
6つ目はアイウェアです
こちらはゴーグルを強くおすすめします
理由は2つ
- 雪、風、紫外線から目を守ってくれる
- 雪面の見えやすさが裸眼とは雲泥の差
1つ目が物理的なダメージから目を守ってくれるということ
雪が降っている日や、風が強い日などは裸眼ではとても目を開けていられません
この場合サングラスだと隙間から雪や風が入って来てしまいますがゴーグルならその心配はありません
なら晴れている日は必要ないのか
それは大きな間違いです
雪の上では雪に紫外線が乱反射するので普段よりも強い紫外線を下からも浴びることになります
その結果目が日焼けしてしまう「雪目」と呼ばれる現象になることがあります
こうなると家に帰ってからも目を開けられなくなります
それを防ぐためにもゴーグルかサングラスは必要です
2つ目の理由が、見えやすさの違い
最近のレンズは、「調光」や「偏光」そのほかにも各メーカー様々な技術で、雪面の見えやすさを研究して販売されています
裸眼とレンズで雪面を見比べるとそれは雲泥の差です
以上2つの理由から十分、必需品と言っていいアイテムです
こちらもデザインやレンズカラーがとても豊富なのでその辺も気に入った物を見つけましょう!
スキーウエア
最後がスキーウエアです
1番の目的は寒さを防ぐこと
雪はサラサラしているように見えて意外に溶けます
また、湿った雪(ほぼ雨)が降ることもあります
スキー用のウエアでないと、知らないうちに濡れていて体が冷える原因になることもあります
スキーをする際の「服」なので基本的にデザインで選んで問題ないと思いますが、サイズ感を間違えるととても動きづらいので注意して下さい
特にパンツが小さくて、膝がつっかえると大変ストレスです
試着等して、機能性をしっかり確かめてから購入することをおすすめします!
小さいと本当に動きづらいので特にパンツは大きめを選びましょう
まとめ
これは無くても大丈夫でしょ?
と考えていた物が意外な理由で必需品になっていたりしてませんでしたか?
今回紹介したのは本当に最低限の物ですが、逆に言えばこれだけ揃っていればスキーは始められます
値段が張る物も多いので一気に購入するのは難しいかもしれませんが、レンタルなども利用しながら、今回紹介した7つだけは必ず用意してゲレンデに行くようにしてみて下さい
ゲレンデに行ってから後悔する人が一人でも減り、みなさんのスキーを始めるお手伝いができれば幸いです!
それでは最高のスキーライフをお過ごし下さい!
またね!