こんにちは!
プロスキーヤーの小原健汰です
大学を卒業後レーシングスキーの修行で3年単独海外転戦し
現在はスキーのレッスンで生計を立てています
スキーの様々な種目について詳しくなる
スキーの大会が何を競っているのか分かる
それではいってみましょう!
レジャースキー
一般的に競技性がなく楽しむことを目的とするスキーは
滑り方や種類に関わらず
レジャースキーと呼ばれます
- 整地を思いっきり滑るもよし
- キッカー(ジャンプ台)を跳ぶのもよし
- 深雪を楽しむもよし
たくさんの種類の楽しみ方があります
基礎スキー(テクニカル)
日本では一番メジャーな種目です
滑りの綺麗さやカッコ良さを競います
開催される大会や選考会は
団体によってテーマが決められており
多くの場合はジャッジという審査員が
滑ってきた選手に点数をつけて
その点数で順位が決まります
代表的な大会は
全日本スキー技術選手権大会(SAJ主催)
SIAデモンストレーター選考会(SIA主催)
などが挙げられます
その他にも各連盟によって
レベルに合わせた各種検定等が各地で開催されています
アルペンスキー(レーシング)
言わずもがな。筆者の得意分野です
アルペンスキーは早さを競います
勝敗に関わってくるのは早さの一点
シンプルです
スタートとゴールにタイムを測るための装置があり
その間1分ほど決められたコースを滑り下ります
決められたコースを通過出来なかった場合は
コースアウトとなり失格になります
もっと詳しく知りたい方は
こちらの記事で解説しています
ぜひ見てみてください
クロスカントリースキー
日本ではメジャーではありませんが
ヨーロッパに行くとレジャーで行う人もいるほどメジャーな競技です
競技においては、こちらもアルペン同様
スタートからゴールまでのタイムを競います
しかし決定的な違いは自分の足と手を使って進むこと
クロスカントリーのコースは下りだけでなく
平らな場所もあれば
上りもあります
コースの長さも果てしなく長いので
1分ほどの下りを時速80キロ以上で滑るアルペンとは
同じスキーですが全くの別物ですね
クロスカントリーの選手はマラソン選手並みに走れる方が多いです
スキージャンプ
長い助走から始まり
助走路がなくなる瞬間に踏み蹴って
空中に飛び出すのがこの競技です
「跳ぶ」というよりは「飛ぶ」
という感じで
空中を滑空している距離と綺麗さを競います
一回助走路の上に立ったことがありますが
ちびりそうになりました
フリースタイルスキー
一概にフリースタイルスキーと言っても様々な競技があります
共通して空中へのジャンプがあり種目により特徴が違います
モーグル
モーグルはなんと言ってもコブが印象的です
決められたコブのコースの中を高速で滑り降り、
- ターンの技術
- ジャンプの技術
- 速さ
を競う競技です
ハーフパイプ
半円に造られたハーフパイプと呼ばれるスロープを
左右に連続に滑走しながらジャンプし
ジャンプの技の点数を競います
点数をつける判断基準がたくさんあり
様々な要素を審査員が判断して点数が決まります
スキークロス
複数人で同時にスタートし
決められたコースの中を早くゴールできた人が勝ちです
1つのコースの中を同時に滑走するため
選手同士の接触が起こる可能性もあり
コース中にはジャンプ台もいくつもあるので
見ていてとてもエキサイティングな競技です
エアリアル
ジャンプがメインの種目ですが
スキージャンプとは違い飛距離ではなく
ジャンプ台を離れてから着地するまでの演技で競います
このジャンプ台が垂直といって良いレベルで反りたっており
まず素人は飛べば大怪我をする未来しか見えないです
それくらいすごく大きいジャンプ台を上方向に飛ぶイメージです
怖すぎ。エアリアルの選手凄すぎ。
まとめ
スキーと一言で言っても
同じ「スキー」と一括りではまとめられないほど内容は違っています
一瞬で勝敗が決するものもあれば
長い戦いの末に決まるものもあります
どの競技を取っても最前線で活躍している
トップ選手の体力レベルはとても同じ人間とは思えないほどのものです
筆者もたくさんの衝撃を受けながら
戦いの世界で生きてきましたが
未だに「まじか…スゴ。」と思わされる選手がどんどん出てきます
特にテレビや動画では無く
近くで肌で感じると本当に凄さを感じるんですよね
日本では割とマイナーな競技が多いスキーですが…
オリンピックシーズンでテレビでしか見ることの無いスキーですが…
競技の面白さ、選手のポテンシャルは他のスポーツに負けていません
もし少し興味を持った種目があれば、
ぜひ動画を覗いて見てみてください
(Youtubeとか沢山載ってます)
そこには熱い世界が広がっていると思います
※筆者が現役だった時のYoutubeもあるよ
それでは最高のスキーライフを!
またね!