こんにちは!
プロスキーヤーの小原健汰です
大学を卒業してレーシングスキーの修行で3年単独海外転戦し、
現在はスキーのレッスンで生計を立てています
スキーを簡単に履けます
スキーを正しく履けます
スキー中のリスクを減らせます
それではいってみましょう!
はじめに
スキー板の各部位の名称と役割について
分からない事がある方は
こちらの記事をご覧ください↓
![](https://musyablog.com/wp-content/uploads/2022/09/67C5E3FE-53FD-49AB-B95A-DF8111F10969-320x180.png)
スキーの履き方
![](https://musyablog.com/wp-content/uploads/2023/09/IMG_1463-1024x576.jpg)
スキーを履く際に大切なことは以下の4点です
- 平らな場所にスキーを置く
- ヒールピースが下がっているか確認する
- ブーツの裏の雪を取る
- つま先から履く
これは上級者でも初心者でも
関係なく実施している事なので
厳守レベルで大切です!
では1つずつ見ていきましょう
平らな場所にスキーを置く
スキーを履く際に
傾斜のある場所や
スキーが安定しない凸凹の場所に
スキーを置いてしまうと
スキーが横向きにひっくり返って
履けないことがよくあります
これ、私もよくやりますし、よく見かけます
上級者になると足で直せたりしますが
最初のうちは何度も直して失敗して
というのもよく見かけます
なのでスキーを履く際は
平らな場所に置きましょう
また、どうしても斜面で履かなければならない時は
スキーを雪に何度も押し付けて
その場所だけ平らにするのも有効です
ヒールピースが下がっているか確認する
ブーツを板と繋いでいるビンディングですが
ヒールピースは可動式です
ヒールピースが動くことでスキーが着脱されます
履いた際にヒールピースが上がり↓
![](https://musyablog.com/wp-content/uploads/2023/09/IMG_1565-1024x768.jpg)
脱いだ際にヒールピースが下がります↓
![](https://musyablog.com/wp-content/uploads/2023/09/IMG_1567-1024x768.jpg)
つまりヒールピースが上がっている状態では
ブーツは入りませんので注意が必要です
また転んでスキーが外れた場合や
誤解放した場合などは
ビンディングが上がったままなので注意して下さい
ブーツの裏の雪を取る
ブーツをビンディングに入れる際
ブールの裏(足の裏)に
雪がついていると
うまくブーツがビンディングに収まってくれません
仮に履けたとしても
斜めになっていたり
隙間があったりと誤解放の原因にもなります
必ずブーツの裏の雪を落としてからスキーを履きましょう
雪の落とし方ですが、
ブーツの裏をそのままビンディングに擦り付けたり、
ブーツとブーツをぶつけたりすると、
簡単に落ちてくれます
ブーツの裏には
湿気の高い雪ほどよく張り付く傾向があります
つま先から履く
これは、ビンディングの構造上の問題です
ヒールピースが可動式のため
まずはつま先をトゥーピースにはめ込んで
それから踵を踏み込み
ヒールピースに装着します
この時、「バチン!」
という音が鳴るまでしっかり踏み込むのが一般的です
スキーの外し方
![](https://musyablog.com/wp-content/uploads/2023/09/IMG_1462-1024x692.jpg)
スキーを外す際は
履いた時と逆の順番で進めましょう
まずはヒールピースを下げます
大体のスキーはヒールピースの上に
穴が空いていたり
凹みがあったりしていて
そこにストックをさしてヒールピースを下げます
傷つく場合が多いので
神経質な人は手を使って外す人もいます
その後につま先をトゥーピースから外します
これだけでスキーは外れるので
あとは回収するだけです
スキーを外す際は
- ゲレンデの真ん中でないか
- 外した後にスキーが流れてしまわないか
- 人の邪魔になる場所ではないか
など、外した後のことを考えておきましょう
まとめ
スキーを履く流れは以下の通りです
- 平らな場所にスキーを置く
- ヒールピースが下がっているか確認する
- ブーツの裏の雪を取る
- つま先からトゥーピースに差し込む
- ヒールピースに踵を合わせて踏み込む
慣れてしまえば非常にシンプルなので
気負うことなくトライしてみて下さい
それでは最高のスキーライフを!
またね!